塩素酸ナトリウム漂白紙カルテルで制裁金賦課決定

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現在、ロサンゼルス滞在中ですが、ここロサンゼルスでも、塩素酸ナトリウム漂白紙カルテルの件で欧州委員会が2008年6月11日に発令した制裁金賦課決定は大変な注目を集めています。制裁金総額は79ミリオンユーロに上りましたね。本件では、1社が、2002年告示に基づき制裁金を免除されました。他方で、Arkema Franceについては、2006年ガイドラインに基づき、制裁金の金額が90パーセント増加しました。EKA Chemicalsは、2003年3月に制裁金免除申請をしており、制裁金が免除されました。親会社のAkzo NobelとEKA Chemicalsは、制裁金を免除されなければ、116,000,000ユーロに上る制裁金を課されていたところでした。

Reported by Dr. Inoue

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このページは、Dr. Inoueが2008年6月15日 22:36に書いたブログ記事です。

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Dr. Akira Inoue

欧州競争法を専門とする法学博士・弁護士(日本国及び米国ニューヨーク州)。Baker & Mckenzie GJBJのAntitrust Practice Groupのメンバーの一員である。