Deutsche Telekom事件

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Margin Squeezeについての欧州委員会の判断(EU条約102条)を支持した欧州第一審裁判所の判断について、2010年10月14日、欧州司法裁判所も、これを支持する判決を発令。ドイツテレコムのネットワークにアクセスするについて高めの料金設定をし、それが故に競争業者において、ダウンストリーム市場でのサービスの提供価格が高くなり競争力が阻害されていることを認定。ドイツテレコムは、ネットワークアクセス料金は関連規制と関連官庁の承認プロセスを経て決定されたものであり、濫用には該当しないと反論。しかしながら、欧州委員会、欧州第一審裁判所、欧州司法裁判所は、いずれも、効果に着目して濫用があると認定し、ドイツテレコムの主張を退けている。Dr. Inoue

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Dr. Akira Inoue

欧州競争法を専門とする法学博士・弁護士(日本国及び米国ニューヨーク州)。Baker & Mckenzie GJBJのAntitrust Practice Groupのメンバーの一員である。