欧州委員会、FiatによるChrysler Group LLCの買収を承認

| | コメント(0) | トラックバック(0)
2009年7月24日、欧州委員会は、FiatによるChrysler Group LLCの買収を承認しましたね。FiatはChryslerの20パーセントのエクイティ持分を取得することを前提に欧州委員会にファイリングを提出していました。当該買収では、水平的関係での競合関係は少なく、垂直的関係については、可能性こそあるものの、現段階において、Chryslerは、問題となる関連市場の川上市場において競争に参加しておらず、そのため、顕著な競争上の懸念は発生しないと判断されました。Reported by Dr. Inoue

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 欧州委員会、FiatによるChrysler Group LLCの買収を承認

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://antitrust.main.jp/mt/mt-tb.cgi/115

コメントする

このブログ記事について

このページは、Dr. Inoueが2009年7月26日 22:52に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「欧州第一審裁判所、Peugeot事件における制裁金を減額」です。

次のブログ記事は「欧州委員会、Barclays and CNPによるBarclays Vida y Pensionesの買収を承認」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.01

About the Author

Dr. Akira Inoue

欧州競争法を専門とする法学博士・弁護士(日本国及び米国ニューヨーク州)。Baker & Mckenzie GJBJのAntitrust Practice Groupのメンバーの一員である。