欧州委員会、UPM-KymmeneとBRISTによるジョントヴェンチャー設立を承認

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2008年7月28日、欧州委員会がかねてから注目されていたUPM-KymmeneとBRISTによるジョイントヴェンチャーの設立を承認しましたね。ジョイントヴェンチャーは、両社が50パーセントづつを出資し、ロシアのボログダにおいて用材やパルプの生産をし、販売することを目的としています。ジョイントベンチャーの営業活動は、UPM-Kymmene及びBRISTと羽目板販売市場で、また、UPMと用材及びパルプ販売市場で水平的に競合するものの、綿密な市場確定及び分析を経た上、いずれの関連市場でも合計の市場占有率が15パーセント以下であることを理由に、市場の支配的地位の創設にはつながらないと判断していますね。

Reported by Dr. Inoue

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Dr. Akira Inoue

欧州競争法を専門とする法学博士・弁護士(日本国及び米国ニューヨーク州)。Baker & Mckenzie GJBJのAntitrust Practice Groupのメンバーの一員である。