Neelie Kroes委員のスピーチについて

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2008年9月19日、クルス委員がcartel settlement procedure関するスピーチを実施しましたね。同手続は2008年6月30日に制定され、同年7月1日から運用されているものです。クルス委員のスピーチでは、同手続の導入が、カルテルに対する執行をいささかでも弱めるものではなく、寧ろ、同手続の導入は、カルテルのより効果的な摘発を目的としたものであることが明確に述べられています。10パーセントの制裁金の減額という効果も、手続の簡素化や執行の効率化により正当化できるものであるとされています。cartel settlement procedureについては、以下のリンク先から、詳細を入手することができます。Authored by Dr. Inoue

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Dr. Akira Inoue

欧州競争法を専門とする法学博士・弁護士(日本国及び米国ニューヨーク州)。Baker & Mckenzie GJBJのAntitrust Practice Groupのメンバーの一員である。