欧州委員会、EdFに対して異議告知書を送付

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欧州委員会は、2008年12月29日、フランスの電力供給会社であるEdFに対して異議告知書を送付したと発表しましたね。欧州委員会の主張としては、同社が、フランス電力供給市場における市場支配的地位を濫用して、長期契約を要求したというものです。欧州委員会は2007年7月に調査開始に踏み切りました。同社は、問題の契約条項を修正したものの、欧州委員会は市場に対する閉鎖効果が発生している懸念を有しているようです。EdF社は記録の閲覧謄写が認められ、答弁書を提出する必要があります。

Reported by Dr. Inoue

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Dr. Akira Inoue

欧州競争法を専門とする法学博士・弁護士(日本国及び米国ニューヨーク州)。Baker & Mckenzie GJBJのAntitrust Practice Groupのメンバーの一員である。