REWE/ADEGの合併について欧州第一審裁判所に上訴が提起される

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2009年1月10日、REWE及びADEG間の合併についての欧州委員会の判断について、SPARから上訴が提起されたことについて、公的刊行物に公表がなされましたね。欧州委員会は両社の合併について、条件付で承認をしたのですが、これに対して、SPARは、第二段階の手続を開始して判断すべきであり、欧州委員会は法令適用を誤っており、その決定は取り消されるべきであると主張しています。両社はオーストリアの日用雑貨の小売及び卸売業者ですが、オーストリアにおける日用雑貨の販売市場における競争が減殺されるという懸念に対応するためREWEが事業の一部を第三者に譲渡する前提で、欧州委員会からの許可が得られたものです。SPARは、提案されたダイヴェスチャーのみでは、競争を維持することはできないと主張しています。Reported by Dr. Inoue

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Dr. Akira Inoue

欧州競争法を専門とする法学博士・弁護士(日本国及び米国ニューヨーク州)。Baker & Mckenzie GJBJのAntitrust Practice Groupのメンバーの一員である。