ヴァージニア大学研究記/USA for a Young Lawyer from Japan
Drafted by Dr. Akira Inoue |
SPRING HAS COME AT CHARLOTTESVILLE |
ビジネススクールの見事な桜 |
April 8, 2005 スプリングセメスター後半が開始してから早くも4週間が経過、小職のUVA生活も、残すところ、あと、3週間になりました。
4月以降、当地は、一気に春が到来し、暖かな陽気で、寒かった冬が嘘のような気候になりました。上の写真は、ビジネススクールの桜です。ビジネススクール以外にも、当地では、桜が植林されており、満開の桜の花により、春の訪れを告げております。
町自体も、春の装いです。当地から7マイルほど離れたBeaver Creek Lake Parkでは、家族連れで、ピクニックを楽しむ人も多く見られます。日中の気温は、日本の5月上旬頃のような感じで、汗ばむほどです。
小職の研究活動は、ほぼ終了の段階に差し掛かりました。B2B上の買手寡占市場の研究については、Pecuniary
ExternarityをInternalizeするかどうかという点に関して、Marginal Valueを用いた分析により、一応の結論を導き出すことが出来ました。また、OligopsonistがMaket
PowerをExerciseした際に、Savingが一般消費者にPass Downされにくく、それゆえにPer
Se Approachが妥当であることについて、満足のいく研究を完成させることが出来ました。また、この結論に応じて、挙証責任の分配、間接事実及び状況証拠による買手間の合意の認定について、十分な研究を積むことが出来ました。買手寡占市場のMarginal
Cost Curveの変化は複雑であり、厳密な分析は難しいのですが、少なくとも、独占禁止法における違法性を判断するために必要な範囲での検討は終了させることが出来ました。小職の研究については、現段階の研究結果として、修士論文を完成させ、帰国前に、米国で、出版をすることができればと思っております。
小職の論文外のコースワークも順調です。証拠法や倒産法については、日本法と、理論的な体系が似ているので、米国と日本における実務的運用の共通点と相違点を検討するのは、非常に楽しいです。証拠法については、特に、伝聞法則(Hearsay
Rule)について、日本の刑事訴訟法第320条以下と理論的体系がほぼ一緒で、かつ、分析が非常に進んでおり、大変、参考になります。
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C'villeから車で7マイルほどの距離にあるBeaver Creek Lake Park |
初夏のような陽気のC'ville |
下の写真は、春の装いのRichmondの高層ビルです。また、下2枚目の写真は、Capital付近の市内の一風景を撮影したものです。セメスターもあとわずかですが、更に精進を重ね、皆様のお役に立てるよう、頑張りたいと思います。 |
Richmondの高層ビル群 |
新緑が美しいRichmondの市内の一風景 |
Record of Study at University of Virginia |
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Virginia Top Page |
2004.8.15 |
Arriving at Charlottesville |
2004.9.11 |
Fall Semester Has Started |
2004.10.16 |
Respire to Have Fall Break |
2004.11.7 |
Red Leaves in Charlottesville |
2004.12.20 |
Merry Christmas in Charlottesville |
2005.1.22 |
Snow Fall in Charlottesville |
2005.3.5 |
Japanese Antitrust Regulation of Cartels |
2005.3.20 |
Spring Break at UVA |
2005.3.28 |
The Southern Hospitality |
2005.4.18 |
LL.M. CONFERENCE 2005 |
2005.5.8 |
Final Examination at UVA |
2005.5.18 |
Master's Thesis |
2005.5.22 |
Commencement at UVA |
2006.6.27 |
Swearing in Ceremony at Albany |
Record of My Study after University of Virginia |
2007.8,2 |
Ph.D. Degree at Chuo University |