ヴァージニア大学研究記/USA for a Young Lawyer from Japan
Drafted by Dr. Akira Inoue |
Ph.D. at Chuo University |
法学博士号授与式の会場となった中央大学多摩校舎 |
August 2, 2007 ヴァージニア大学に留学をした2004年以降、3年にわたり研究を続けてきたB2B上の買手寡占市場についての研究がまとまり、母校の中央大学から法学博士号(法博乙第79号)を授与されることになりました。小職が授与された学位は、中央大学大学院の博士後期過程を経たいわゆる『過程博士』ではなく、法学博士号学位請求論文を大学に提出して博士学位を授与された『論文博士』と呼ばれるものです。小職の法学博士号学位請求論文は、ヴァージニア大学での研究成果をさらに発展させたもので、B2B上に形成される買手寡占市場と買手寡占合意について、その性質や法的及び経済学的性格と効果、米国における従来の裁判例等を分析したものです。ヴァージニア大学における修士論文において買手寡占市場と買手寡占合意についてその法的性質と経済学的な効果について、相当程度の分析ができたのですが、分析を完成するまでには至りませんでした。そこで、米国での研究からさらに2年を費やし、法学博士号学位請求論文の形に分析をまとめ上げました。中央大学には、2007年4月に、法学博士号学位請求論文を受理していただき、2007年6月に口頭試問が実施され、その結果、法学博士号を授与していただくことになりました。法学博士という学位を真に価値のあるものとするためには、博士という学位を、今後の研究活動や弁護士としての実務活動に生かし、ひいては、皆様のお役に立てる必要があると考えております。小職の進む道は、まだまだ長く、道を究めるのは容易ではありませんが、法学博士号の取得を、ひとつの契機として、更に精進を重ねたいと思います。 |
法学博士号授与会場にて |
法学博士号の授与は、経済学博士、文学博士、哲学博士、史学博士、総合政策博士の授与と合同で行われました。 |
法学博士号の学位記を受領する小職 |
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博士学位授与式では、中央大学大学院博士前期課程において小職を指導してくれた椎橋隆幸教授とお会いすることができました。博士前期過程での椎橋教授の指導がなければ、今日の小職は存在しなかったであろうと思います。また、椎橋教授は、法律家として、小職が最も尊敬する一人でもあります。 |
法学博士の学位記を手にする小職 |
真夏日の中央大学多摩校舎 |
中央大学多摩校舎からの一風景 |
Record of Study at University of Virginia |
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Virginia Top Page |
2004.8.15 |
Arriving at Charlottesville |
2004.9.11 |
Fall Semester Has Started |
2004.10.16 |
Respire to Have Fall Break |
2004.11.7 |
Red Leaves in Charlottesville |
2004.12.20 |
Merry Christmas in Charlottesville |
2005.1.22 |
Snow Fall in Charlottesville |
2005.3.5 |
Japanese Antitrust Regulation of Cartels |
2005.3.20 |
Spring Break at UVA |
2005.3.28 |
The Southern Hospitality |
2005.4.8 |
Spring Has Come at Charlottesville |
2005.4.18 |
LL.M. CONFERENCE 2005 |
2005.5.8 |
Final Examination at UVA |
2005.5.18 |
Master's Thesis |
2005.5.22 |
Commencement at UVA |
2006.6.27 |
Swearing in Ceremony at Albany |